お酒の正しい飲み方を、本気で考えたことがある人はどのくらいいるでしょうか?
誰しも悪酔いをして、苦い経験をしたことがあるのではないでしょうか?
人に迷惑をかけようものなら、かなり落ち込みますし、人間関係にも影響を及ぼすかもしれません。
あの人とは飲みに行きたくないと思われたら、悲しいですよね。
若いうちは許されるかもしれませんが、大人になって同じことをしていたら呆れられてしまいます。
気をつければ簡単なことですので、出来るだけ習慣づけてしまいましょう。
少しの気遣いで危険を回避できますから、「自分はお酒が良いからダメなんだ・・」とあきらめないで挑戦してみましょう!
食事と一緒に!これが基本!
胃の中に何もない状態でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなり、酔が早く回ってしまいます。
食事と一緒に飲むことで、胃の中の食べ物が粘膜の上に層を作り、クッションとなることで胃が荒れるのを防いで、アルコールの吸収も遅らせることが出来ます。
お酒のペースも遅らせることも良い一因です。
さらに、どのような食べ物が良いかというと、胃腸の粘膜を保護する効果のある、脂肪分の含まれるチーズ。
飲酒時は、アルコールによってミネラルやビタミンが不足するので、それらのものを補うという点で、野菜類。
また、アルコールを分解する肝臓は、タンパク質を必要とすることから、タンパク質の豊富な食べ物がおすすめです。
飲酒後は、アルコール分解を助ける果物などを取ると良いでしょう。柑橘系の果汁が入ったジュースもおすすめです。
水を一緒に!
ビールを1〜2杯飲み終わると大体の人が、焼酎、日本酒、ウイスキーなどを飲み始めます。
このようなアルコール度数の高いお酒は、胃腸への刺激が強い上に、血中アルコール濃度が早く上がるので酔いが回りやすく、肝臓への負担が高まります。
そのような時におすすめなのが、「チェイサー」(水)です。
アルコールによる胃の刺激を和らげる効果があります。
日本酒や焼酎に添える水のことは、「和らぎ水」(やわらぎみず)といいます。
両方ともお水に格好良い名前がついていますが、「お水も一緒にください。」と言えば大丈夫ですので、一緒に頼むことを習慣にしてください。
私もこれはいつも実践しています。
例えば焼酎一杯飲んだら、同じペースでグラス一杯の水もなくなるように飲んでいます。
焼酎だけで飲んでいた時より、酔いの回りが確実に遅くなりますのでおすすめです。
運動には気をつけて!
気持ちはわかるのですが、運動後にビール、飲みたくなりますよね?
ですが、飲酒前後の運動は控えましょう!飲酒後に運動をすることは、心臓に負担をかけてしまうので良くありません。
イメージとしては、汗をかいてアルコールが抜ける感じがしますよね?
これはとんでもない誤解ばかりかその逆です!脱水症状になる恐れもあるのです。
お酒は利尿作用により、飲んだ分以上に水分が出ていってしまします。
ただでさえ、このような状態なのに、運動をして積極的に汗を出してしまえば、どうなるか想像できますよね?
アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドは、汗によって体から抜くことは出来ません。
そして、血液は運動中、筋肉に集まるようになっており、肝臓によるアルコール代謝機能が遅れてしまい、なかなか酔いもさめません。
また飲酒前の運動も、脱水症状という点で同じです。
また、血流が良くなった状態でアルコールを摂取すると、アルコールの回りが早くなり、こちらも悪酔いの原因となってしまいます。
運動する日は、前後にお酒を飲むのはやめましょう!
私も苦い思い出があるのですが、友人とマラソン後にイタリアンでワインを飲みました。
もう嫌な予感がしますよね?
そのあとに、自転車に乗ったのですが、友人は自転車で転んでしまいました。
酔いが回ってしまい普段出来ることでも、出来なくなってしまうのです。
その後もフラフラで、気をつけてあげれば良かったなと後悔をしました。
正しい知識を身につけるということは、自分だけでなく人を救うことも出来るので、ぜひ覚えて実践していただきたいと思います。
飲みすぎに注意!
当たり前ですが正しい飲み方として、「飲み過ぎ」はダメです。
「飲み過ぎ」とは、「アセトアルデヒド」が肝臓で十分に処理されないことです。
「アセトアルデヒド」とは、なんでしょうか?
お酒を飲むとアルコールは、肝臓で「アセトアルデヒド」という物質に変わります。
これには毒性があり、二日酔いの原因となります。
これをどうするかということなのですが、アセトアルデヒドは、肝細胞中に存在する「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」という酵素によって、体に外を及ぼさない酢酸に分解されます。
このALDHの働きが弱ければ、アセトアルデヒドの毒性は分解されませんので、二日酔いや悪酔いの状態となります。
ALDHの働き具合は、人によって違うので、アルコールを分解出来る自分のお酒の「適量」を知ることが大事です。
「適量」を知るには、自分で飲んだ量をきちんとチェックするしかないです。
漫然と飲んでいても同じ失敗を繰り返すだけなので、こっそり数えながら飲みましょう!
飲み会が盛り上がってきて、ついつい飲みすぎてしまうことは誰にもあります。
問題はそれをどう工夫し、どう乗り越えるかです。
メンバーをみて作戦を立てるとか、ある程度事前の作戦、何を飲むかや、何時に帰るかなど、考えておいても良いかなと思います。
この時間が一番重要です。帰る時間を決めてしまいます。
例えば12時までなら12時でしっかり帰宅しましょう。
長時間飲んでもあとは、地獄が待っているだけです。
自分がダメになるか、あるいは人の世話をすることになるか、どちらかでしょう。
どちらも嫌ですよね?私も仲の良い友人と飲む時は、ダラダラ飲んでしまう時がありますが、楽しいうちに帰るのがどうもいいようですね。
または帰るきっかけ作りに一次会を2時間程度で終了し、「もう一杯だけ別で飲んでから帰ろっか?」と提案すればそう長引くことはありません。
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まとめ
ほんの少しのことで、酔っ払い度は、グッと変わります。
今回ご紹介したことは、基本的な正しい飲み方ですが、自分でどんどん酔いにくいアイテムや行動を学んでいけば、より悪酔いしにくくなりますね。
たとえば、肝機能の助けをする「ウコン」を飲むとか、お箸が進むように、お食事の美味しいお店に行くとか、アイデア次第でいくらでも正しい飲み方にプラスして、こういう知識も覚えていけば、より良いお酒ライフを送ることが出来るでしょう。
今回ご紹介した基本をもとに、ご自分でも工夫をして、楽しみながらチャレンジしていってください!
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大好きなお酒、たくさん飲みたいと思っても次の日二日酔いになることが心配だったり、
飲みすぎて肝臓に負担がかかり、最悪医者からストップされている、なんてことありますよね?
好きなお酒を我慢するなんて、ストレスですよね。
でも、体調も気になるし、板挟みです。
ですが、きちんと肝臓のケアをすればそんな我慢から解放されて自由にお酒を飲めるようになります!
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