お酒を飲むと肝臓が悪くなるって聞いたことがありますよね!
実際、飲酒と肝臓がどういう関係があるのか、説明ができる人は、少ないのではないでしょうか?
「そんなのどうでもいいや!お酒が美味しければいいんだ!」という、お酒が大好きな人は要注意です。
若い頃はそれで乗り切れることもあるかもしれません。
歳を重ねれば重ねるほど、飲酒は肝臓に重くのしかかってきます。
「ドクターストップがかかって、お酒が飲めない」なんて人、必ず周りに一人はいませんか?
末長くお酒を楽しむためにも、肝臓のことをよく理解して、死ぬまでお酒を飲もうではありませんか!
肝臓の働きとは?
肝臓は、栄養分などを取り込んで、体に必要な成分に変えるという、「代謝」の働きを持った重要な臓器です。
また、不要な物質を解毒したり、胆汁に排泄する働きもしています。
アルコールは肝臓で、吸収分解され中性脂肪などに変えられ、エネルギー源として各細胞に送られます。
そして、不要な分は、炭酸ガスや水分となって体外に排出されます。
肝臓がこうした働きを正常に行える範囲のアルコール量は、アルコールの種類に関係なく、男性で一日約40g(日本酒ですと約2合)、女性ですと、一日20g(日本酒ですと約1合)とされています。
酒飲みの感想としては、「少なすぎる!」といったところでしょうか。
さて、この量を超えて毎日飲み続けると、どういったことが起こるのでしょうか?
肝臓が一時間に処理することができるアルコールの量は、日本酒の約4分の1合です。
2合飲めば、8時間肝臓は大忙しということです。飲み会の多い方は、要注意ですね。
肝臓を働かせすぎると?
肝臓を酷使した状態が続くと、生成した中性脂肪が肝臓内に溜まります。
そして肝臓内の30%以上の脂肪が溜まると、この状態を「脂肪肝」といいます。
脂肪肝になった肝臓では、血流障害が起こり、肝細胞の壊死、肝機能の低下が生じます。
そして、肝炎や肝硬変といった重い症状へと進んでいくこともあります。
「脂肪肝」には、自覚症状がほとんどないため、多くの人が見逃しがちです。
このため、腹水がたまる、黄痰が出るなどの自覚症状を訴える段階では、「肝臓病」が進んでいることがあります。
肝臓にも休日を!「休肝日」を作ろう
アルコールの摂取量が普段から多い方は、一番いいのは「休肝日」をとることです。
「そんなことはわかっている」という人がほとんどだと思いますが、かく言う私もその一人でした。
ですが歳をとるにつれ20代の時ほど飲めなくなり、健康診断でもちょいちょい色々なことで引っかかることも増え、健康のことを考えるようになりました。
肝臓の病気で全く飲めなくなることだけは一番嫌だと思い休肝日を導入。
やってみたら意外と簡単にできました。
私の場合、炭酸飲料で気を紛らわせました。
出来ないと思わないで、やってみてください。
休肝日をとることで肝臓疾患のリスクを軽減させることができます!
非常に重要なことなのです!
私たちが酔っ払って寝ている間も肝臓は、黙々とアルコールを代謝してくれているのです。
毎日毎日お酒をたくさん飲めば、肝臓は休みなしのフル稼働です。
そう考えると、たまには休ませてあげたくなりませんか?
フル稼働の末は、肝臓疾患の発症です。
先程も述べました「脂肪肝」を発症し、これが長期間続けば、肝臓が繊維化し、やがて「肝硬変」や「肝臓ガン」を発症する原因となります。
「脂肪肝」とは非常に恐ろしい肝臓疾患なのです。
「脂肪肝」を発生させないように「休肝日」を設けるということが重要なのですね!
「休肝日」は、どれくらい作れば良い!?
厳しいことを言いますが「休肝日」は、その人の状態によって3〜5日必要と言われています。
3〜5日という幅は、現状の肝臓の状態を踏まえて、休肝日を設定する必要があるということを意味します。
つまり、すでに脂肪肝を発症し、状況が悪化しつつある人は、最低でも週5日の休肝日が必要になります。
このままいけば脂肪肝を発症するリスクが高いという人の場合、週3日の休肝日があったほうが良いという考え方から、3〜5日という幅を持たせてあります。
また、肝臓が余分に休息できる休肝日サイクルでは、すでに進行している脂肪肝が徐々に回復し、元通りの元気な肝臓を取り戻すことができるのです!
肝臓は回復するのですね!
最悪休肝日を取ることができない方は、定期検診を受診するようにしましょう。
そして、「r-GTP値」に注意してください。
この値が200〜300を超えるほど高い場合はアルコール性脂肪肝となります。
肝臓がオーバーワークです。
その場合は、あきらめて休肝日を設けてください。
おつまみも低カロリーなものに変えたほうが良いでしょう。
肝臓を労わるもうひとつの方法!
そしてもう一つ、アルコール摂取から就寝までの時間を長く取ることも、肝臓をいたわる一つの方法です。
私たちはご飯を食べてから、しばらくして就寝しますが、肝臓もこれと似たような動きをみせます。
つまり、私たちが寝ているあいだは肝臓がアルコールを代謝する能力が低下することになります。
そのため、アルコールを効率よく代謝してもらうには、アルコール摂取から就寝までの時間を長くとることが重要になってきます。
まとめ
出来るだけ肝臓にかける負担を、小さくするということが大事なのですね!
そしていつまでも肝臓に元気に働いてもらいましょう。
自分の肝臓を「自己管理」するということを出来るようにしましょう。
体を壊してからでは、ダメージが大きすぎます。
末永くお酒を楽しむには、絶対「休肝日」が必要なのですね。一緒に頑張りましょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大好きなお酒、たくさん飲みたいと思っても次の日二日酔いになることが心配だったり、
飲みすぎて肝臓に負担がかかり、最悪医者からストップされている、なんてことありますよね?
好きなお酒を我慢するなんて、ストレスですよね。
でも、体調も気になるし、板挟みです。
ですが、きちんと肝臓のケアをすればそんな我慢から解放されて自由にお酒を飲めるようになります!
詳しくはこちらをご覧ください。