観光地やお店に入ると、「地酒」ってよく見ませんか?
特に、疑問を持たずに今まできた人も多いのではないでしょうか?
なんとなく理解出来てしまうからだと思います。
「その地域で作られている日本酒」というふうに解釈している人がほとんどだと思います。
それは本当なのでしょうか?世の中「なんとなく知っているつもり」のことは意外と多いです。
「地酒」の意味と、どんな「地酒」が人気なのか、ここで、ご紹介していきたいと思います。
地酒とは?
地酒とは、その地方で作られる日本酒です。
だいたいイメージ通りで正解なのですね。
全国的に流通する大手メーカーのお酒や、
日本酒の主な産地である兵庫県の灘や、京都府の伏見以外で作られる日本酒のことをいいます。
鹿児島県では、「地酒」のことを「じしゅ」と言うところもあります。
また、上方(京都)に対し、地方の酒ということで「地酒」という言い方が広まったという説もあります。
「地酒」に関して、特に、条件や決まりなどは設定されておらず、意味としては、少し曖昧なのですね。
しかし最近は、この大手メーカーの日本酒と異なる魅力を持つ「地酒」が注目されているのです。
確かに「地酒」というと、なんとなく新鮮で美味しそうなイメージがありますよね!さて、どのような「地酒」があるのでしょうか?
人気の地酒の探し方
まず、地酒ですが、当然その地に足を運ばないと、なかなか巡り会えません。
そこで、美味しい地酒に出会う方法ですが、旅行先などではお食事屋さんに入ったら、ぜひお店の人に「美味しい地酒ありますか?」と聞くことをおすすめします。
地域の人が一番よく知っていますから聞かなきゃ損です!
あとは、そんなにちょくちょく遠出出来ないという人もいることでしょう。
そういう方のためにもってこいなのが、アンテナショップです。
楽しみながら、手軽に地酒を入手出来る良い方法で、選ぶのがとても楽しいですね!
アンテナショップの良いところとして、その土地の「おつまみ」なども手に入るので、お酒と一緒に購入する事が出来て、地方のつまみまで堪能できます。
また、アンテナショップのいいところは試飲をやっているところです。
私も試飲を勧められたら、必ず飲ませてもらいます。
色々比べてみて、やっぱり自分の好みってありますので、「これだ!」っていうものに巡り会えることが多いですし、
「こういう系でもっと辛いのないかな?」など店員さんに相談すると、アドバイスももらえますのでぜひ試してみて下さいね!
高知県の地酒
高知県のアンテナショップは、「まるごと高知」という店名で、銀座にあります。
その地下一階に「とさ蔵」という高知の地酒(土佐酒)をたくさん扱っている酒屋があります。
土佐酒は、甘さはなく、キリッと辛口が特徴です。
有料ですが、「ためし酒コーナー」もありますので、存分に試してみてください。
その中でも人気の地酒としては、「司牡丹GINJYO」です。
おみやげとしても定着しつつある銘酒です。
高知県佐川町の司牡丹酒造の商品で、すっきりとした淡麗辛口です。
日本酒のビギナーにもお勧めの一品です。
アンテナショップの一階には高知の特産品も販売しており、合わせて食べ物も購入できます。
栃木の地酒
東京スカイツリータウン・ソラマチ内にある栃木のアンテナショップ、「とちまるショップ」。
地酒が、陳列棚に所狭しと並べられています。
栃木を代表するポピュラーな銘柄から、市場になかなか出回らないレアな銘酒まで置いてあります。
日本酒にとって大事な原料は米と水です。
栃木は鬼怒川をはじめ、多くの河川が流れている土地です。
自然豊かな水は適度なミネラルを含んでいて、その水の硬度も日本酒作りには適しています。
おすすめは、小林酒造の「鳳凰美田」です。
フルーティーな甘さが、どんな料理にも合います。
ただ、最近は供給が追いつかず、入手困難になりつつあります。見かけたら即購入しましょう。
島根の地酒
日本橋にある「にほんばし島根館」でもお酒コーナーがあります。
コンパクトにまとめられていますが、ぜひチェックしてみましょう!
水が美味しい島根だけに、実は密かな美酒がある土地でもあります。
まろやかでやわらかながらも、スッキリとした味がする島根地酒ですが、味わいもそれぞれで個性があるため、きっと好みの一本に出会えることでしょう。
食材も豊富に揃えてありますので、ぴったりのおつまみも探せると良いですね!
おすすめは、明治15年に創業の李白酒造の「李白」です。
芳醇でまろやかな口当たりが特徴です。
純米なのですが、サラサラしたスッキリ感があり、味わい深いです。
まとめ
その土地その土地で、自慢の地酒があることがわかりました。
これは、本当に知らないと損をしますね。
ぜひ、旅先やデパートのフェア、アンテナショップなどでは目を光らせて、美味しい地酒を手に入れましょう。
自分で地酒の逸品を探せたら、誰かに自慢したくなることでしょう。
一般に流通している日本酒よりも圧倒的に出会う確率が低い地酒ですが、数もたくさんあり、地酒探しがとてもおもしろいです。
私も地方に行った時などは、飲み屋さんでは、日本酒の欄を見るのがとても楽しみです。
聞きなれない銘柄があったときは、その土地の酒かどうか店員さんに聞いて、情報をゲットしてから頼むようにしています。
その土地の人に色々聞いてしまいましょう!
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